おばあちゃんの知恵②


Witam!

Paulaですこんばんは!

急に涼しくなりましたね!そのせいでちょっと体調を崩し気味です。喉が痛くて、体もだるい・・・。ほうっておくと風邪を引きそうなので、ばっちり対策をとらなければ!と思ってます。

そこで今日は久しぶりに去年バプチャおばあちゃんという意味です)のところで受けた民間療法あれこれを紹介したいと思います☆
去年の10月ポーランドに着いた頃、わたし結構ひどい咳をしてまして、家を出してもらえなかったのですが、そのとき、バプチャは咳を治そうとあの手この手を使ってくれたのです。


その① ニンニクすりおろしをバターと一緒にパンに塗って食べる

これはね、絶対出かける日にはやらない方がいいですね。バターをたっぷり塗ったパンに、生ニンニクのすりおろしをたっぷりつけて、ちょっと塩ふります。
きっついですが、ニンニクで精をつけるってことですよね。こないだTVで見たけど、ウクライナでもすりおろしたニンニクをポットに入れてお湯入れて、その蒸気を吸うという民間療法があるらしい。でも匂いすごいから!笑


その② ラズベリージュース入りのお茶を飲む

これは、体をあたためてくれるという効能があるみたいです。甘いけど、とっても美味しいのでおススメ。ラズベリージュースさえ買えれば日本でもできそうですね♪


その③ セイヨウイラクサのハーブティーを飲む

これは「おばあちゃんの知恵①」でも書いたけど、ネトル茶のことで、滋養強壮にいいらしいです。青臭さに慣れれば結構イケます。


その④ リンデン(西洋菩提樹)のハーブティーを飲む

風邪を引いたときはこれ!っていうハーブティー。ベルリンの友達の家でも飲まされました。発熱性風邪、インフルエンザ、冷え性から不眠症、動脈硬化などにも効くらしい。優しい香りで普通に美味しいです。


その⑤ とにかくハチミツをなめる

ご存知の通り、ハチミツは栄養価が高くて、喉の痛みなどにいいと言われています。ので、ほぼ毎食後スプーン一杯のハチミツをなめてました。最後の方は甘いものうんざりになってましたけど。苦笑


こんな感じでポーランドの民間療法といったら、やっぱりハーブに頼るものが多いです。そして、究極の薬?がこちらのAMOL(アモル)です!!


これはもうポーランドの各家庭に必ず1本はあるんじゃないかっていうぐらい一般的かも。笑 成分はメントール、シトロネラ油、クローブ油、シナモン油、レモン油、ラベンダー油、ペパーミント油、アルコール、水。化学薬品は一切入ってない、アロマテラピーに近い薬です。1907年にドイツで誕生したらしいですね。
AMOL(アモル)は子どもの頃から家に必ずあったので、日本では売ってないと気づいたときはびっくりした記憶があります。笑 いろんな効能があるのですが、風邪のときは・・・


その⑥ AMOL(アモル)の蒸気を吸入する

大きなボウルやたらいに熱湯を注いで、そこにAMOL(アモル)を数滴垂らします。そこに、自分の頭にタオルをかけてボウルに覆いかぶさるようにして、蒸気を吸入します。5分くらいかな。呼吸を楽にしてくれます。


その⑦ AMOL(アモル)を胸に塗る

はいこれ塗っても効果があります。風邪のときタイガーバームを胸に塗ったことはありますか?わたしはありますが、あんな感じで胸がかっと熱くなる感じがします。これも呼吸を楽にしてくれます。


その⑧ AMOL(アモル)を飲む

わたしは去年、咳がひどすぎて初めてAMOL(アモル)を飲みました。ひっどい味がしますが、これ効きます。最初はバプチャに「砂糖を小さじ一杯とって、そこにAMOL(アモル)を垂らして飲みなさい」と言われて、砂糖を食べるなんて嫌だな〜と思ってたのですが、これはそのひどい味をやわらげるためでした。
ある夜、寝るときに、あまりにも咳がひどいので、バプチャに「AMOL(アモル)を飲みなさい」と言われたわたし。もう電気も消していたし、眠いし、面倒なので、明かりをつけないまま、スプーンに直接AMOL(アモル)をどばどば垂らして飲んじゃいました。ひゃーもーひっどい味で、うええええ!!となりましたが、そのままベッドに戻り、なんとそのまま咳1つせず爆睡してしまったのです。
翌朝、あまりにも深い眠りについているわたしを見たバプチャは「死んだかと思って」杖でわたしのことをつついたりしたそうです。笑 すごい。笑

これAMOL(アモル)のCMなんだけど、


途中で男性が何食わぬ顔してAMOL(アモル)飲んでますが、そんなん無理でしょ!って突っ込みたい気持ちでいっぱい。


以上、ポーランドの我が家の民間療法を紹介してみました☆
お薬飲むのが嫌いな方は、どれか試してみるといいかもしれませんね♪



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Ania Dąbrowska(アニャ・ドンブロフスカ)


Halo!

Paulaですどうも☆

今日は朝から暑いですね〜。既に汗だくです。
今日はポーランド・ポップスシーンを代表する女性ポップシンガーの一人を紹介しますね!

Ania Dąbrowska(アニャ・ドンブロフスカ)
fot. S. Brodziak(foto.facebook)
▼プロフィール
1981年1月7日Chełm(へウム)生まれのシンガー・ソングライター。高校時代からコントラバスやベースを弾くようになり、音楽の道を歩み始める。2002年オーディション番組「IDOL」ポーランド版で8位に入賞。2004年に『Samotność po zmierzchu(日暮れの後の孤独)』でデビュー。そのほかレトロポップに挑戦した『Kilka historii na ten sam temat(同じテーマのいくつかの物語)(2006)』『W spodniach czy w sukience?(パンツ、それともスカート?)(2008)』、カバー曲集『Anna Movie(2010)』、『Bawię się świetnie(最高に楽しんでるわ)(2012)』をリリースしている。
ホームページ
foto.facebook

というわけで優勝はしていないけど、「IDOL」出身のシンガーでございます!まずはこちらをどうぞ!

Jeszcze ten jeden raz(最後に一度)



↑こちらは2012年のアルバム『Bawię się świetnie(最高に楽しんでるわ)』からのシングル。「IDOL」では8位だったとはいえ、「IDOL」から輩出されたアーティストとしてはMonika Brodka(モニカ・ブロトゥカ)と並んで大きな成功を収めているアーティストです。

Trudno mi się przyznać(認めたくない)



2ndアルバム『Kilka historii na ten sam temat(同じテーマのいくつかの物語)』からは、60s、70sのポーランドポップスにインスパイアされたレトロポップを打ち出してきて、大成功を収めました。こちらはその2ndから。

Nigdy nie mow nigdy(絶対なんて言わないで)



こちらはデビュー作からのシングルですね。Ania(アニャ)の歌はどれもいっぱいラジオでかかってるけど、これは特によくかかってる印象です。とてもいい歌です!Ania(アニャ)の安定した歌唱力、魅力的な歌声は聴いてて気持ちいいですよね。

Charlie, Charlie



Ania(アニャ)はアーティストとして高く評価されており、これまでにフレデリック賞を8度受賞しています。
こちらはクラシック映画やドラマなどの名曲をカバーした4thアルバムからシェールの「Bang Bang」。この作品には他にもビートルズの「Strawberry Fields Forever」、カーティス・メイフィールドの「Give Me Your Love」なんかのカバーが収録されています。

Bang Bang



2011年にはKayah(カヤ)らと一緒にオーディション番組「The Voice Of Poland」の審査員を務めてますね。
ちなみに結婚していて二児の母でもあります。

Nigdy więcej nie tańcz ze mną(もう二度と私と踊らないで)


実力派ポップシンガー・ソングライター、Ania Dąbrowska(アニャ・ドンブロフスカ)を紹介しました!聴いてみてくださいね♪
fot. S. Brodziak(foto.facebook)



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We Call It A Sound(ウィー・コール・イット・ア・サウンド)


Hejka!

Paulaですどうも☆

いやー少し忙しかったのが一段落しました!とあるプロジェクトに参加させてもらっているのですが、その告知をできる日が楽しみです♪
今日は4月に3rdアルバムをリリースしたこちらのバンドを紹介しますね!

We Call It A Sound(ウィー・コール・イット・ア・サウンド)
autorstwo Grupy Napięcie(foto.facebook)
▼プロフィール
2007年にPoznań(ポズナン)とWolsztyn(ヴォルシュティン)出身のミュージシャンが結成したバンド。Filip Majerowski(フィリプ・マイェロフスキ)Karol Majerowski(カロル・マイェロフスキ)の兄弟がシンセサイザーやボーカル、ギターなどさまざまな楽器を担当し、Marek Orywał(マレク・オリヴァル)がベースを弾いています。2010年にアルバム「Animated」でデビュー。ほか「Homes&Houses(2012)」「Trójpole(トゥルイポレ)(2014)」をリリースしている。

このバンドのサウンドはとても変わってます!まずはニューアルバム「Trójpole(トゥルイポレ)」からこちらをどうぞ。

Smugi(スムギ)


うむ。なんとも不思議な歌です。音楽的にはエレクトロ、ポストロック、フォーク、ダブなんかが織り混ざったオルタナティブポップというか、アヴァンポップというか…。
なーんて悩んでると、ふとバンド名We Call It A Sound(ウィー・コール・イット・ア・サウンド)“僕たちはそれを音と呼ぶ”を見て、あぁそうか、なんて納得しちゃうのであります。

Na Powiach(ポヴャで)



↑美しくも毒のあるPVですね。これも3rdアルバムから。このアルバムから、フォーク要素を大きく取り入れてきた彼ら。それまでと違い、歌詞も全編ポーランド語で歌っています。

Fluorescencje



なんか、歌い方が不思議なんですよね。歌う、というより、声を楽器として音楽に取り入れているって感じがします。ちなみに、作詞作曲を担当しているMajerowski(マイェロフスキ)兄弟は双子です。感覚がつながっている双子の頭の中のぞいてるみたい。笑

Tatarak(ショウブ)



こちらは前作「Homes&Houses」から。もっとダブが効いてる感じですね。

Triangles


バンドはデビューする前、2009年にCoke Live Music Festivalの一環としてあった新人発掘コンテストCoke Live Fresh Noiseで優勝しています☆
こちらは1stアルバムから。彼の歌声はちょっとThe Policeを彷彿とさせますね。

Yellow Night Clouds



ユニークなアヴァンポップ・バンド、We Call It A Sound(ウィー・コール・イット・ア・サウンド)を紹介しました☆聴いてみてくださいね!

ここで聴けるし、買えるよ!




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【歌詞対訳】Jak anioła głos(天使の声のように) by FEEL(フィール)


☆☆歌詞の日本語訳コーナーです☆☆
Jak anioła głos(天使の声のように) by FEEL(フィール)



*サビ
天使の声のよう 聞こえたんだ
彼女はこう言った「見なさい、彼がその人です。
分かれ道に善き神が立っています。
あなたに道を示してくれるでしょう。」

もう一日が終わるという頃 あなたの絵を見る
いつか行った場所が見える 人の群れが見える
もう一日が終わるという頃 空になったグラスの音
これはきっと夢だ…

もう一日が終わるという頃 あなたの絵を見る
空のグラスにはオレンジ これは僕のもの
もう一日が終わるという頃 空になったグラスの音
これはきっと夢だ…

*サビ

もう一日が終わるという頃 あなたの絵を見る
一度ならず自分の痛みを預けた唇が見える
もう一日が終わるという頃 静かなささやきが聞こえる
これはきっと夢だ…

もう一日が終わるという頃 あなたの絵を見る
手が見える、心を感じる 僕の理想のもの
もう一日が終わるという頃 でも一人じゃない
でも一人じゃないんだ



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Eric Shoves Them In His Pockets(エリック・ショーヴス・ゼム・イン・ヒス・ポケッツ)


Siemka!

Paulaです☆

今日はこちらのインディーロックバンドをば紹介しますねー!

Eric Shoves Them In His Pockets(エリック・ショーヴス・ゼム・イン・ヒス・ポケッツ)
fot: Sophie Thun(foto.facebook)
▼プロフィール
2008年Warszawa(ワルシャワ)で結成されたバンド。メンバーはPaula&Karol(パウラ&カロル)のメンバーでもあるChristoph Thun (クリストフ・タン)がドラムを、Szymon Najder (シモン・ナイデル)がボーカル&ギターを担当している。さらにベーシストのHubert Woźniakowski(フベルト・ヴォジニャコフスキ)との3人構成。2013年秋にデビューアルバム『Walk It Off』をリリースした。
(foto.facebook)

全編を英語で歌うインディーロックバンドです!派手さはないけど、クオリティは高いです。まずはこちらをどうぞ!

Storms



いかがですか?ちょっとローファイさも感じさせるインディーロックですね。ポーランドぽさみたいのとか派手さとかはないけど、ふつうに聴けちゃう良さがあります。
こちらはインドネシアで撮影したというPV。

Dive Into



彼らはどうやらアメリカのインディーロックバンド、モデスト・マウスが大好きらしく、バンド名のあたま、Ericというのは、モデスト・マウスの中心人物Eric Judyから取っているんだって。さらに、こちらの曲ではそのエリックにPV出演までお願いしちゃってます!笑
大好きすぎる。笑

Love Gum



Christoph(クリストフ)Szymon(シモン)Paula&Karol(パウラ&カロル)のメンバーだって書いたけど、2人がPaula&Karol(パウラ&カロル)に加入したのは2012年のことなので、Eric Shoves Them In His Pockets(エリック・ショーヴス・ゼム・イン・ヒス・ポケッツ)の方が元ですね。

Lay Down


2013年にはPaula&Karol(パウラ&カロル)のサポートアクトとしてドイツを15都市回るツアーにも出ています。
こちらはスタジオ映像。演奏技術とか音のセンスの良さを感じますね〜。

Figure It Out


ちなみにベースのHubert Woźniakowski(フベルト・ヴォジニャコフスキ)はジャズを学んできているミュージシャンです。
こちらはラジオ番組向けの生演奏ムービー!

Barbarians



彼らの音楽は2012年にポーランドで公開されたロードムービー『Wszystko płynie(すべては流れて)』にも収録されました。これ、サントラをPaula&Karol(パウラ&カロル)Paula(パウラ)が担当したらしく、サントラが良いと評判です。映画も良さそう。これ予告編ね。



インディーロックバンド、Eric Shoves Them In His Pockets(エリック・ショーヴス・ゼム・イン・ヒス・ポケッツ)を紹介しました☆是非聴いてね♪

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YUUKI(ユーキ)


Halo!

Paulaですどうも☆
今日はこちらのオルタナティブなアーティストを紹介したいと思います。

YUUKI(ユーキ)
foto.facebook
▼プロフィール
2013年にWrocław(ヴロツワフ)で、ボーカリストKatarzyna Wypchło(カタジナ・ヴィプフウォ)が中心となって結成されたバンド。2013年にシングル“Myśli ust(唇の想い)”をリリースし、注目を集めるようになる。その他のメンバーは、キーボードのMarek Pędziwiatr(マレク・ペンジヴャトゥル)、ベースのAdam Kabaciński(アダム・カバチィンスキ)、ドラムのBartek Niebielecki(バルテク・ニェビェレツキ)
foto.facebook

まだ活動を始めて間もないバンドですが、気になる存在感です。まずはこちらをどうぞ!

Myśli ust(唇の想い)



音楽的には、エレクトロ・ミーツ・フォーク、ソウルといった感じでしょうか。本人たちが考えついたジャンルは、エレクトロナトゥラ=エレクトロ&自然なんだそうです。ボーカルのKasia(カシャ)の存在感に引き込まれますね。

History



Kasia(カシャ)YUUKI(ユーキ)を始める前は、Coffee Breakというバンドでコーラスをやったり、Omni con ire(オムニ・コン・イレ)にボーカリストとして参加したりしていたそう。バンドのプロデュースも務めるMarek(マレク)はこれまでにSISTARS(シスタルス)Przybysz(プシビシュ)姉妹やSmolik(スモリク)とも仕事をしてきたミュージシャン。ベースのAdam(アダム)は音楽学校でジャズを専攻していました。

History(live)



バンド名YUUKI(ユーキ)は実は日本語からとったそう!“勇気”という意味をつけたかったんだって。子供の頃は電気もないようなど田舎に住んでいたというKasia(カシャ)がフォークやエスニック要素を、Marek(マレク)がジャズやエレクトロを持ち込んで、これから面白い音楽を作ってくれるんじゃないかと期待してます☆


期待のニューカマー、YUUKI(ユーキ)を紹介しました。聴いてみてね♪
foto.facebook


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【LIVEレポート】Ed Sheeran(エド・シーラン)


Witam!

こにちわPaulaです。

今日は全然ポーランドとは関係ないのですが、8/8にUK出身のシンガー・ソングライター、Ed Sheeran(エド・シーラン)のLIVEに行ってきたので、ライブレポート書いちゃおうと思います。今回は仕事じゃないから、私見たっぷりに書かせていただきます♪

***************************

エド・シーランは特別なアーティストだ。世の中星の数ほどのアーティストがいて、みんな個性も才能もさまざまだけど、とにかくエドが持つ輝きは他の人と違う。それはエド・シーランが、類いまれな作曲センス、歌心、声の良さ、リズム感、音感、演奏技術、パフォーマンス精神など、アーティストが持つべき才能をすべて揃えてるからだけじゃない。彼が歌うとき、そのハートが全開になってるからだ。

はー?ハートとか言っちゃうとか恥ずかしいんですけどとか思われるかもしれないけど、これってすっごい大事なことだよ。ハートが開いてなかったら、どんなに気持ちこめていても聴き手へ届く深さは半減する。そこに感動はなかなか生まれない。ハートが開いてないアーティストはすぐ分かる。ハートが開いている人の曲は最初の10秒で涙がこぼれ落ちるなんてことが起こりうるけど、開いてないアーティストはライブに行っても入り込めない。これまでにライブに行って、あれ伝わって来ないぞ?となんか違和感を感じていたら、後日そのバンドが活動休止した、ということが三回あったので、それなりに自分の感覚は信じてるんだけど、だからエドの存在は特別なんです。彼はものすごく自然体で、当たり前のようにハートが全開なんだよね。すごく難しいテクニックだと思うのに。

前置きが長くなってしまったけど、8月8日新木場スタジオコーストへ、エド・シーランのライブに行ってきた。6月にリリースした傑作2ndアルバム『X』を引っさげて来日したエドは、4度目となる来日で今回は大阪に続いて2公演目。もちろん両方ともソールドアウト。スタジオコーストはエドファンで超満員だ。2012年の代官山UNITやフジロックでのライブに比べると、若い子が圧倒的に多い。ファレルと共作したプロモシングル“Sing”の大ヒットの影響が伺える。
マイクスタンド2本とループペダルのみという相変わらずシンプルなステージに、ギターを持ったエドが登場すると会場は大歓声に包まれた。“I’m A Mess”を歌い始めると、オーディエンスはライブを少しでも記録に残したくてスマホを掲げ出す。1stアルバムからの曲を交互にプレイしながら観客を盛り上げていくエド。グルーヴを感じさせる“Don’t”では曲中にさりげなく、ブラックストリートの“No Digitty”のフレーズをアドリブで入れてくるところがたまらない。続けて歌った“Drunk”では大合唱が沸き起こり、会場は終始ハイテンションだ。曲間の大歓声がすごくてエドも笑ってしまうくらいだったが、エドがループペダルを使って声やギター重ねて曲を作り上げていくときはしっかり聴き入っている。

ギター一本でしっとり“Tenerife Sea”を歌い上げたかと思えば、Take It Back“”ではギターを置いてラップしたり、ドイツやスウェーデンなどの国で最初のヒット曲になったんだと前置きして映画『ホビット 竜に奪われた王国』の主題歌“I See Fire”を演奏したり。エドは圧倒的存在感で観客を虜にしていた。ラストソングの前にはこんなエピソードを披露。「2011年に出たレディングフェスでさ、最後の曲が終わって引っ込んでアンコールを待ってたら手拍子が聞こえなくて。ステージに戻ったらもう観客が半分もいなかったことがあったんだよ。笑 ここでは大丈夫だと思うけど、アンコールしてくれれば出てくるからね。」世界中で活躍しているのにこんな謙虚さを忘れないところもエドらしい。“Give Me Love”を最後に一旦ステージは終了した。

大歓声と手拍子に応えて戻ってくると、1stアルバムから勢いのいいラップが特徴的な“You Need Me, I Don’t Need You”をプレイ。この日一番の盛り上がりじゃないだろうかと勢いで一斉にオーディエンスから手が上がった。エドもあまりにギターを掻き鳴らしたので、弦が一本切れてしまったほどだ。“Gold Rush”を挟んで“The A Team”を歌うと会場は再び大合唱に包まれる。観客が掲げるスマホのライトをつけさせて、ペンライト代わりに左右に振らせていた。現代っ子のエドらしい演出だ。最後に大ヒットシングル“Sing”を歌い始めると会場のボルテージは最高潮に達し、コーラス部分をみなが一緒に歌う。そしてエドは「このままずっと歌っていて」と言って観客を大いに盛り上げ、歌わせたままステージを去っていった。会場に明かりがつき、SEが流れ出すまでずっと、スタジオコーストには観客が歌う“Sing”のコーラスが鳴り響いていた。

とっても楽しかった。やっぱりエドがライブで放つエネルギーは本当にすごいと思う。ただ、一緒に行ったTさんが不満たらたらだったのも付け加えて書いておこう。世界中で活躍するようになったせいか、こなしてる感があったと言うのだ。まぁね分かるよ。だってわたしたち、代官山UNITでの最高に親密なパフォーマンス観てるもの。テイラー・スウィフトとスタジアムツアーした後に、あれと同じレベルのやるのは難しいんじゃないかな。確かに少し重ねたループに違和感が残ったままじゃなくて完璧に“I See Fire”演奏してくれたら良かったなとか、思うことあることはある。でもエドはやっぱり特別なアーティストだから、きっとまた有無言わせない圧巻のパフォーマンス魅せてくれると思うんだよね。そういう期待をしてもきっとちゃんと返してくれるアーティストだから。
だからまた日本来てね、エド。

<セットリスト>
I'm A Mess
Lego House
Don't
Drunk
One
Take It Back
Bloodstream
Tenerife Sea
Little Bird
Make It Rain
Thinking Out Loud
I See Fire
Give Me Love

アンコール
You Need Me, I Don't Need You
Gold Rush
The A Team
Sing

***************************


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『イーダ』観てきました!


Siema!

Paulaです、こんばんは!

昨日は渋谷のイメージフォーラムへ行って、ポーランド映画『イーダを観てきました!

ⓒPhoenix Film Investments and Opus Film

平日の昼間だというのにイメージフォーラムは結構いっぱい。年配の方が多いようですが、若い人も結構来てました。1本予告編が上映された後に本編スタートです。

舞台は1962年、社会主義時代のポーランド。戦争孤児として修道院で育てられた尼僧アンナが、実は叔母が生きているので会ってみては?と修道院長から勧められるところから、物語が動き出します。
叔母ヴァンダに会って分かったのは、自分はユダヤ人で本当の名前はイーダだということ。それから2人はイーダの両親が埋葬されている場所を探す旅に出るのです。
ⓒPhoenix Film Investments and Opus Film

ネタバレな話は避けて感想を言わせていただくと、実に良い映画でした。
モノクロ映画だし、社会主義時代が舞台だし、一見暗い映画なのかなと構えてしまうかもしれないけど、心を軽くしてくれるような深い感動が待っているので是非観てほしい!
これは一人の少女が女性になっていく成長物語なのです。

常に修道服を着てベールをかぶり、ことあるごとに胸に十字を切って神に祈るイーダと、
ヘビースモーカーで酒を飲みながら運転し、見知らぬ男と寝て心の闇を紛らわすヴァンダは、聖と俗の対照的な象徴であるかのよう。そんな2人を血縁がつなぎ、ともに残酷な真実を共有することになるこのロードムービーは、とてもミニマルに、かつ美しく描かれていて、すぐ物語に引き込まれてしまいます。そして、映画を彩るコルトレーン、モーツァルト、バッハ等の優美な音楽が強い印象を残します。

イーダを演じるアガタ・チュシュブホフスカは女優初体験の新人だけど、すごい存在感。そして叔母のヴァンダ役アガタ・クレシャがまたとてもいい味を出してます。悲しみを背負って生きる姿がなんとも胸に迫るものがありました。また途中で登場する流れ者のイケメンミュージシャンにも注目。どっかで見たことあると思ったら、ポーランドの伝説的ヒップホップグループ、Paktofonika(パクトフォニカ)の軌跡を描き、2012年ポーランドで公開され絶賛された映画『Jesteś Bogiem(お前は神だ)』でRahim(ラヒム)を演じていた俳優さん、ダヴィド・オグロドニクでした!こないだこの映画観たばっかりだったので、一人で喜んじゃった!笑 (こちらの映画についてはまた別で書きますね。
ⓒPhoenix Film Investments and Opus Film

第二次大戦、社会主義時代のポーランドの深い傷を垣間見せながらも、イーダの真っ白な存在感が軽やかな感動を与えてくれる映画『イーダ』。渋谷イメージフォーラムでは8月29日(金)までは確実に上映しているそうなので、お時間ある方は是非観に行ってみてくださいね♪


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【歌詞対訳】Poziomki(野いちご) by Urszula Sipińska(ウルシュラ・シピィンスカ)


☆☆歌詞の日本語訳コーナーです☆☆

Poziomki(野いちご) by Urszula Sipińska(ウルシュラ・シピィンスカ)




もう7ヶ月もあなたに会ってない
まるで朝食に女性をという感じだったのね
傾いて、猫背のわたし 人間について暗くなってしまう
当たる占いには金貨を出すわ
だから完全に真っ暗になる前に来て
暗闇がやって来る前に
真っ暗になってしまう前に


知ってる、覚えているわ
あなたは野いちごが好きだった
籠から手のひらいっぱいに選んでた
枝々が絡まるあそこの森で
木々が隣り合って立っている森で
何も心配しないで、野いちごを集めましょう
でも完全に真っ暗になる前に来て
夜がそれをポケットに隠してしまう前に
来て、真っ暗になる前に見て

ラララ

何も心配しないで、野いちごを集めましょう
でも完全に真っ暗になる前に来て




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MashMish(マシュミシュ)


Halo!

Paulaです!
毎日暑いですね!涼しいところに行きたいです。

さて今日はこちらの爽やかなデュオを紹介したいとおもいます。

MashMish(マシュミシュ)
foto.facebook
▼プロフィール
2009年Warszawa(ワルシャワ)でボーカリストのGosia Bernatowicz(ゴシャ・ベルナトヴィチ)とピアニストのMarcin Kuczewski(マルチン・クチェフスキ)によって結成された。Gosia(ゴシャ)はポーランドの女優 Ewa Kasprzyk(エヴァ・カスプシク)の娘。2011年にタレント発掘番組「MUST BE THE MUSIC」に出演し、ファイナルまで残った。2012年ユニバーサルミュージックよりデビューアルバム「MashMish(マシュミシュ)」をリリース。
ホームページ
foto.facebook

とてもいい若いデュオです。まずはこちらはどうぞ!

Daj Mi Czas(少し待って)



いかがですか?Gosia(ゴシャ)のハイトーンな歌声がとてもキレイだし、メロディーセンスがあると思います。ジャンル的にはポップ、アートポップになるのかな。

Ucieknijmy(一緒に逃げよう)



二人とも作曲ができるというのも強み!普段、音楽の好みは全然違うらしいけど、出会ってすぐ一緒に音楽をやりたいと思ったそうです。

Nieznajomi(見知らぬ人)



Gosia(ゴシャ)のお母さんはポーランドの女優さん Ewa Kasprzyk(エヴァ・カスプシク)なのですが、なんとこちらのPVには出演してくれています!娘思い〜♪
序盤に出てくるお店のセクシーなおばさんがそれです。チェックしてみて!

Kadr(一コマ)


こちらはヒットシングル「Daj Mi Czas(少し待って)」の生演奏バージョン。

Daj Mi Czas(少し待って) 生演奏バージョン



現在ニューアルバムを準備中のMashMish(マシュミシュ)。こないだリリースされたばかりのプロモシングルがこちらです。いい予感!!この曲は二つバージョンが用意されていて、PVとアレンジが違うので、よかったら両方見てみてね。

Asylum(隠れ家)  (angelic)



こちらがもう一つのバージョン!

Asylum(隠れ家)  (It's a war)


良質POPを聴かせてくれる実力派デュオ、MashMish(マシュミシュ)を紹介しました!聴いてみてくださいね♪
foto.facebook


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ポーランド映画『イーダ』公開!!


Siema!

Paulaですこんにちは。

今日は映画の告知!
明日、8/2(土)よりポーランド映画『イーダ』が公開になります!!

ⓒPhoenix Film Investments and Opus Film
■あらすじ
戦争孤児として修道院で育てられた、見習い尼僧のアンナは18歳。修道女になるための誓願申請を控えたある日、修道院長から唯一の親類である叔母ヴァンダの存在を初めて知らされ、会うことを勧められる。会ってすぐに、ヴァンダから「あなたの本名はイーダ・レベンシュタイン。ユダヤ人よ」と告げられたアンナは、ヴァンダと一緒に、イーダの両親が住んでいた村を訪ね、夫妻の最期を知っている人物を探し求める。そして辿り着いた真実は、イーダだけでなくヴァンダの人生にも大きな影響を及ぼすものだった。
ⓒPhoenix Film Investments and Opus Film

8月2日(土)より 渋谷・シアター・イメージフォーラムほか順次公開
監督:パヴェウ・パヴリコフスキ
出演:アガタ・チュシェブホフスカ、アガタ・クレシャ ほか
オフィシャルサイト:http://mermaidfilms.co.jp/ida/
予告編

ⓒPhoenix Film Investments and Opus Film
絵が綺麗ですよね☆
去年ポーランド行ったときにちょうど公開されていたにも関わらず見逃してしまったのですが、ポーランドのみならず上映された各国で非常に高い評価を受けているこの映画。
欧米で100万人を動員したとか!
また、2013年ワルシャワ映画祭でグランプリをとったほか、BFIロンドン映画祭で最優秀作品賞、トロント映画祭でも国際批評家連盟賞を受賞しています。

ずっと見たかったから公開が決まって嬉しい!
みなさんも是非映画館に足を運んで、観てきてくださいね☆





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