Kasia Lins(カシャ・リンス)

Hejka!

今日紹介するアーティストは日本でもアルバムが発売されているのでご存知の方もいるかな?

Kasia Lins(カシャ・リンス)
fot. Kasia Los
▼プロフィール
1990年、ポーランド生まれのシンガー・ソングライター/ピアニスト。7歳よりピアノを始め、クラシックを学び、中学、高校でソウルやジャズの魅力に開眼。高校卒業後は音楽大学でジャズ・ヴォーカルを専攻した。2012年にナッシュビルにて、タワー・オブ・パワーのラリー・ブラッグスらを迎えた1stアルバムを録音。2013年7月にアルバム『テイク・マイ・ティアーズ』でCDデビューを果たした。また同年、ポーランド版「X-FACTOR」第3期に出場している。2018年に発表した2ndアルバム『Wiersz Ostatni(最後の詩)』ではオルタナティヴサウンドを聴かせ、フレデリック賞にノミネート。2020年に3rdアルバム『Moja Wina(私の過ち)』
http://kasialins.com/
https://www.instagram.com/kasialins/


”表現者”という言葉がぴったりな、芯の通ったかっこいいアーティストです。まずはデビューアルバムからこちらの曲をどうぞ。

Ain't Gonna Wait

デビューアルバムはすべて英詞で、ジャズにカテゴライズされます。日本盤も発売されたデビューアルバムでは、エリカ・バドゥやディアンジェロらに影響を受けた、“ジャズ・ミーツ・ネオソウル”と評されました。
2ndアルバムでは一転、ロックに傾倒したオルタナティブサウンドを展開していくようになるのですが、これがまた素晴らしく!
タイトルトラックはポーランドの詩人Władysław Broniewski(ヴワディスワフ・ブロニェフスキ)の詩に作曲して歌っているのですが、このバルカンっぽいギターリフがめっちゃかっこいいのです。

Wiersz Ostatni(最後の詩)

Kasiaは『Wiersz Ostatni(最後の詩)』でフレデリック賞オルタナティヴポップ部門最優秀アルバム賞、最優秀作者賞にノミネートされました。
そして今年2020年、コロナ禍の中レコーディングされた3rdアルバム『Moja(私の過ち)』をリリース。こちらのタイトル曲では作曲・プロデュースにおけるパートナーKarol Łakomiec(カロル・ワコミェツ)とともにMVの監督も手がけています。

Moja Wina(私の過ち)


こちらの動画では、Kasiaがお題を出されて10秒以内に頭に浮かんだ曲を歌うというミッションの中で、エイミー・ワインハウスやニッキー・ミナージュ、ニック・ケイヴのカバーを続々と披露してるので、よかったら見てみて。高いヴォーカル力を感じます。


自身でもインタビューで話している通り、創作にダークさを感じさせる側面が特徴的。インスピレーションを受けているのはニック・ケイヴやヴィヴィアン・ウェストウッドと話し、サイケデリックに惹かれるというKasiaは、作詞作曲やMV監督、衣装やメイクといった細部でおいても自分を表現することにこだわっています。

Koniec Świata(世界の終わり)

音楽的才能と高い表現力が出会って生まれたアーティスト、Kasia Lins(カシャ・リンス)を紹介しました!ぜひ聴いてみてくださいね!

にほんブログ村
にほんブログ村 海外生活ブログ ポーランド情報へ
にほんブログ