Hej tu Paula!

どうも、Paulaです。

今日は２月26日にニューアルバムをリリースする
O.S.T.R（オー・エス・テー・エル）の新譜を紹介しまっす！

以後、彼のことはOstry{ｵｽﾄｩﾚｨ}という彼の通称で書きますね。
ちなみに、Ostryとはポーランド語で"鋭い、{味が}辛い"という意味です。
彼の名字からきたあだ名なんですが、本当に彼というアーティストにはぴったり！

さて、今回のアルバムはO.S.T.Rのソロではなくて、
HADES（ハデス）という新進気鋭のラッパーとのコラボアルバムなのです。
以前別の作品で共演したのをきっかけに意気投合したらしい。
新しい才能に触れる機会を作ってくれて、感謝ですね☆

HADESくん

アルバムのプロデュースは、Ostryも所属するプロデュース集団Killing Skills Touchと、
Drumlinazも参加してます。

楽しみわくわくな内容ですが、
彼らがプロモーションとして一曲目に公開してきたのは、
非常にシリアスでショッキングな曲でした。

強いメッセージが込められているので、冒頭のテキストをざっくり以下に訳しました。

俺たちが住むこの世界の実情に目を向けてもらいたくて、この曲を書いた。
なにも起こっていないふりはもうたくさんだ。
EUが食後に札束で口を拭いていてる今も、メディアはシリアにおける戦争犯罪を報道しない。
3万5000人が亡くなり、11万人以上が難民となっている。
罪のない人たちの涙の池を、政府は血の海に変えた。
このPVを観たり、この文章を読んだりした人たちが、それぞれ身近な人と意見を交わし、
アサド大統領率いる政府軍の圧力の犠牲になっている子供たちのために
立ち上がってくれることを願っている。
このPVは、自分と自分の子供たちの自由のために、600日以上も戦ってきた数千の母親、父親たちに捧げる。
恐ろしい映像だけど、これが現実だ。
メディアや政治家に、もう沈黙はいらない、と言おう、そして、
すべてのポーランド人がこの現実の悲劇に目を向けるようになるように、と。
この不確かな時代に…。

O.S.T.R. & Hades

※シリア内戦の惨状を映し出す、非常にショッキングな映像が含まれるので、
閲覧は自己判断でお願いします。

600 dni（600日）　　O.S.T.R＆HADES

私は、新曲だ～♪みたいな感じで、しかも会社でこのPVを見てしまったので、
ショック過ぎて会社のトイレで大泣きしました。

シリアの惨状、こんなに酷いなんて・・・
犠牲なる子供たち・・・言葉が見つからない・・・。
でも犠牲者の7割が女性と子供なんだそうです。

シリアに限らず、震災、福島、911…。
ショッキング過ぎる映像や情報を、国がメディア操作して、
国民から隠そうとするのはどこの国も同じですね。
(こないだのインドのレイプ事件も、レイプどころか
鉄棒で内臓を引きずり出されていたそうです<現地にいた子の話。>)

OstryとHADESはもっと世界の真実に目を向けるべきだ、というメッセージの元、
この曲をプロモシングルに選んだわけです。
Ostryも子を持つ親ですから、尚更黙ってられなかったんでしょう。

議論を巻き起こす内容です。

まぶたの裏に映像が焼き付いて、
自分にできることは何か、そればかり考えてしまう。

これを見たり聴いたりした人がそれぞれ考えるきっかけになればいいですね。
（敵とか味方とかじゃなくてね）

社会的な話になってしまいましたが、
このPVは観たくないという方はこちらで曲のみをチェックしてください！

いい曲なんです。泣きたくなるけど。

そして、第2弾シングルはこちら↓

Czas dużych przemian（大きな変化の時）

はぁ～・・・・。ほんっとにかっこいい。
本当になんか、彼はヒップホップという枠を飛び越えてる気がする。

まさに、Ostry na prezydenta! (Ostryを大統領に！) って叫びたくなります。

もちろん新人HADES君もなかなかいい感じです！

彼らのニューアルバム「HAOS（カオス）」、リリースは今月末です！
是非チェックしてみてください☆